昨年話題となったテレビドラマ『陸王』(原作:池井戸潤)は、老舗の足袋メーカーが社運を賭けてランニング用シューズを開発するという物語であったが、それを地で行くシューズメーカーが、岡山県倉敷市にある。その名を岡本製甲という。爪先が割れた足袋型の…続きを読む “岡本製甲の“足袋型歩行靴“「ラフィート」(岡山県)【メイドインニッポン紀行】”

いくら旨いと評判のパンでも、時間とともに劣化していく。放っておけば風味は落ちるし、高温多湿な時期ならカビも生える。かといって冷蔵庫に入れればすぐに乾燥して固くなる。パンの保存は、なかなかどうして難しい問題だ。 そこでパン愛好家に薦めたいのが…続きを読む “浅草箱長の木目込み「桐のパンケース」(東京都)【メイドインニッポン紀行】”

ここに一枚のデニム生地がある。よく見ると、東京五輪のエンブレムにも採用された日本伝統の市松模様の縁取りが、縫い目のように立体的に浮き出ている。パッチワークのようにも見えるが、じつはこれは一枚に織られたデニム生地なのである。 「デニム生地の新…続きを読む “WAZABIの“立体”市松柄デニムのバッグ(岡山県)【メイドインニッポン紀行】”

石川県 加賀市<br>「欅ひとりぶん」

日本一の漆器産地の底ヂカラ 漆器作りに携わる職人には、木を削って器の形にする木地師(きじし)、器の表面を彫り込んで模様を施す亀甲師(きっこうし)、木地固めや布着せなどの補強が専門の下地師、漆の上塗りを行なう塗師(ぬし)などがいる。より細かく…続きを読む “石川県 加賀市
「欅ひとりぶん」”

岩手県 奥州市水沢区<br>「鉄瓶 籐巻き/焼き焼きグリル」

古来伝わる製鉄技術の結晶 炉から出たばかりの銑鉄は、真昼の太陽のような輝きを発していた。見ているだけでも暑い。真夏は作業場全体が40℃近くに達し、塩と水分を大量に摂らないと体がもたないという。 ここは岩手県奥州市水沢区。奥州藤原氏の時代より…続きを読む “岩手県 奥州市水沢区
「鉄瓶 籐巻き/焼き焼きグリル」”

長崎県 佐世保市<br>「みかわち焼」

      献上品として磨かれてきた技術 豊臣秀吉が朝鮮出兵を命じた文禄・慶長の役の際、各地の大名は、すぐれた技術を持つ半島の陶工たちを競うように領地へ連れ帰った。 これら職人の手によって発見されたのが、九州北…続きを読む “長崎県 佐世保市
「みかわち焼」”

福岡県 久留米市<br>「アサヒ/トップドライの職人魂」

↑パーツの型抜き作業。白い部分がゴアテックスを使用した素材だ。慎重に扱われる。 国内での一貫生産にこだわる理由 雨や雪の日に履く靴といえば、従来はゴム製のブーツと決まっていた。そんな常識を覆したのが、ゴアテックス内蔵のタウンシューズ『トップ…続きを読む “福岡県 久留米市
「アサヒ/トップドライの職人魂」”

特産品開発の奨励など、さまざまな知恵で藩財政を再建。名君と評された上杉鷹山の遺徳は、今も米沢の地に受け継がれている。 かげろうの羽のように薄く軽い絹織物米沢 ギシャ織りカベ糸ストール 「世界中の紳士淑女の首を私のストールで包みたい」 絹織物…続きを読む “山形県 米沢市
「カベ糸ストール」”

久留米絣の色柄を生みだす脇役「括り糸」で織った新感覚の絣   【久留米絣とは】 寛政初期(1800年ごろ)、久留米の米商の娘・井上伝が、着古して色が抜けた藍染の着物糸を見て、染め分けた糸を織れば柄になることに気づき「加寿利」と命名…続きを読む “福岡県 八女郡
「久留米絣」”

石川県 輪島市<br>「練乾漆」

新たな漆芸技法「練乾漆(ねりかんしつ)」で 輪島塗に野趣あふれる風を吹き込む   【輪島塗とは】 石川県輪島市周辺で作り継がれる漆器。 丈夫で美しい高級実用漆器として、海外でも高い評価を得てきた。 素地に木や麻布を使う、下地に地の…続きを読む “石川県 輪島市
「練乾漆」”

東京都 墨田区<br>「鼈甲」

中国が見いだし、ヨーロッパが広め、日本が昇華させた「鼈甲(べっこう)の美」   鼈甲製品の三大産地は長崎、浪速、江戸。写真は江戸後期に書かれた鼈甲加工に関する解説書『玳たい瑁まい考こう』。 職人の探究心が生み出した接着剤を使わない接合技術 …続きを読む “東京都 墨田区
「鼈甲」”

新潟県 小千谷市(2)<br>「小千谷縮」

夏の夜に実感するその魅力。エアコンがいらない?   伝統的な小千谷縮には、手シボの前後にふたつの象徴的工程がある。蒟蒻糊にくぐらせ糸の滑りをよくする糊づけと、仕上がった生地を雪上に広げて日光に当てる雪晒しだ。   雪の反…続きを読む “新潟県 小千谷市(2)
「小千谷縮」”

新潟県 小千谷市(1)<br>「小千谷縮」

雪と人が織りなす知恵の結晶     ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている小千谷縮は、肌に涼しい麻生地に細かな皺を刻むことで通気を高めた、夏着を象徴する生地である。   「緯糸の撚りを経糸より強くすること…続きを読む “新潟県 小千谷市(1)
「小千谷縮」”